Last Updated on 2020-04-28 by 秋津 眞未
ごきげんよう。
秋津 眞未(あきつ まみ)です。
このところの状況(この記事は、2020/4/19に書いています)により、オンラインでの講座開催の方が多くなってきましたね。
例にもれず、私もZoomでの開催が非常に多くなってきています。
私は、MacとWindowsの2台、パソコンを持っているのですが、現在はメインで使ているのがWindowsになります。
Windowsは、私の作業にとっては完璧と言えるくらい良いのですが、唯一の欠点が内蔵カメラなんですよね。
そこで、今回は、スマホをカメラ代わりにしてパソコンでZoomミーティングを開催してみましたので、その法を解説していきます。
※ちょっと中級者向けになります。
そもそも内蔵カメラの位置はどこだったのか?
もともと使っていたMacのカメラ位置はこちら。
このようにパソコンの上のほうに付いていました。
なので、Zoomの時は顔とカメラがほぼ同じ高さになっていました。
が、Windowsは、というとこちら。
このように下の位置についているので、どうしてもカメラが顔より下になるため、暗くなってしまっていたのです。
そのため、しばらくは、Zoomの時だけMacを使うようにしていたのですが、いちいち変えることが面倒になってきてしまい、どうしようかな?と。
なったわけです。
Windowsで何とかしたい!と言う時に考えたこと
最初に考えたのは、自分の位置をカメラと平行になる位置にする。
ですが、当然、そんなことをするとキーボードは打ちにくいし、不便で仕方ない。
次の考えたのは、Webカメラの購入。
ところが!
このご時世(2020/4/19時点)で、オンラインでのお仕事をする方が増えたせいか、ことごとくお手頃価格のWebカメラが売り切れになっていました。
ちなみに検討したのは、こちら。
そして、内蔵カメラが付いているのにWebカメラを買うなんて。。。
というちょっとした悔しさもあり、他の方法はないか?と探していました。
そんな時にふと思いついたのが
「スマホのカメラをWebカメラ代わりにできないか?」
ということ。
そこで調べていったところ、アプリを入れることで対応できることを知り、早速実験してみました。
iVcamというアプリを使ってみる
アプリ名が画面上に入ってしまいますが、キレイに使えるし、カメラの反転にも対応できる、ということで、
というアプリを使ってみました。
こちらのアプリは
Windows PC
Android(スマホ)
の両方にアプリを入れ、そのアプリをお互いで立ち上げて、通信させることでカメラ代わりにする、というものになります。
※今回は使っていませんが、iPhone版のアプリがあるので利用できると思います。
表示すると英語の画面が出ますが、右上の部分に言語を選択できる場所があるので、「日本語」を選択します。
Windowsへのインストール
WindowsのアプリをWindowsのパソコンでダウンロードします。
ダウンロードしましたら、アプリをダブルクリックして、パソコンにインストールしていきます。
ダブルクリックをするとこのような画面が表示されますが、「はい」をクリックします。
そうすると言語の選択が出てきますので、「日本語」を選択し、OKをクリックします。
続いて、アプリのインストール先が出てきますので、特にこだわりがなければ、そのまま次へを
続いて、プログラムグループの指定が出てきますが、そのまま「次へ」をクリックします。
そうするとインストール後にデスクトップにアイコンを作ることなどにチェックが入った画面が出ますので、そのまま「次へ」をクリックします。
そうすると今までの内容の確認画面が出てきますので、「インストール」をクリックします。
インストールが始まりますので、しばらく待ちます。
インストールが完了すると、画面上に「iVcam」のアイコンが出来上がり、このような画面が表示されます。
これで「完了」をクリックします。
するとまた下記のような画面が出ますので「はい」をクリックします。
そうするとiVcamが起動し、下記のような画面が出てきます。
これで、Windowsの設定は完了です。
続いて、Androidの設定を行います。
Androidの設定
PLAYストアで、「iVcam」で検索をします。
アプリを見つけたら、「インストール」をタップします。
インストールが終了したら、「開く」をタップします。
2つの確認が連続で表示されますので、「許可」をタップします。
すると以下の画面が表示されます。
もし、すぐにカメラ画面が開いてしまった場合は、一度アプリを閉じ、再度アプリを立ち上げてください。
この画面で、右上のカギマークをタップします。
すると設定画面が出てきますので、今回マイクはパソコンのマイクを使うので「音声有効」の部分をOFF(グレーになるように赤い部分をタップ)します。
その後、左上の「←」をタップしますと、下記の画面が出ますので、下の真ん中にある部分をタップします。
これでAndroidの設定が完了し、パソコン画面にスマホのカメラが写す映像が表示されます。
ちなみにこれは、同じWiFiをパソコンとスマホで使っているので、すぐに連携ができました。
もし、同じWiFiを使っていないという状況の場合は、USB接続でも利用できます。
USBが認識しないとき
AndroidをUSBでパソコンと接続をしてもiVcamで認識しないことがあります。
その場合は、Androidの設定で「開発者向けオプション」を有効にして設定をする必要があります。
まず、「開発者向けオプション」というものを有効にするためには、
Androidの設定画面を開きます。
設定画面を下にスクロールすると「端末情報」が出てくるので、そちらをタップし、「ソフトウエア情報」をタップします。
「ビルド番号」を7回タップすると、開発者向けオプションが有効になります。
これで、開発者オプションが有効になるので、開発者オプション画面を開き、一番上と「USBデバッグ」のみをONにします。
※それ以外はいじらないようにしてください
これで、USB接続をすると、スマホを認識し、iVcamが利用できるようになります。
Zoomなどで利用する場合は、ビデオやカメラの設定をする
Zoomなどで利用する場合は、Zoomのビデオの設定部分で「iVcam」を選択することで、スマホをカメラ代わりに利用することができるようになります。

Zoom設定画面
また、無料で使っているときには、右上(または左上)の部分に透かしが入ります。

透かし
この透かしを消すためには、課金をすることが消すことができます。
ちなみに課金は2つの方法があります。
1つは、スマホのアプリ側で課金する場合。
アプリで課金した場合は、そのスマホを使う場合は、課金済みとなりますので、どのパソコンでも利用できるようです。
もう一つは、パソコン側での課金の場合。
パソコン側で課金する場合は、スマホはどれでもいい(iPhoneとAndroidと両方使える)が、パソコンは1台のみとなります。
私は、パソコンが固定だったので、こちらのパソコン側で課金をしました。
Windowsとスマホの両方にアプリを入れて設定をしなければいけないので、ちょっと難しいかもしれませんが、カメラが付いていないパソコンや、カメラ位置が気に入らない、などある場合は試してみるのも良いですよ。
気になる方は、一度試してみてくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。